<< March 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< レザボア・ドッグス(1992年) | main | ロスト・ハイウェイ(1997年) >>

仁義なき戦い(1973年)

0

    これを観ると、ほんとに政界と<ヤ>の世界は双子のような存在なんだなあ、とつくづく思う。たしかに、日本的体質を色濃く反映している映画にはちがいないが、「そういうのは苦手」な人でも、少し距離を置いて、エンターテイメントとしてこの映画を観ると、じつにじつにおもしろい。

     

    とにかく錯綜した人間関係を、よくぞここまでまとめあげたものである。そして、展開の早さは、ここちよい疾走感に形を変えて、観客を包み込む。<顔>の魅力を伝える映像とか、イケイケの<義理人情>ではなく、人間の<しょうもなさ>もきちんと描いたユーモアなどは、タランティーノくんが影響を受けているとおぼしいものだ。

     

    梅宮辰夫の<顔>がいい。最高にいい。漬物屋のオヤジに成り下がった辰っちゃんからは想像もできないくらい。そして、菅原文太。この映画での彼の姿は、ある種普遍的で、この上もなく魅力的な<アウトロー像>を体現している。深作監督は、日本的体質のなかでは、<意>を持ち<義>を知る人間は結局<アウトロー>になるしかないのだ、ということを、静かに、しかし怒りを持って描いているのである。

     

    感動した。

     

    監督:深作欣二

    出演:金子信雄、松方弘樹、菅原文太、川地民夫、田中邦衛、渡瀬恒彦、梅宮辰夫、川谷拓三 ほか

    JUGEMテーマ:映画

    nancy * 映画(サ行) * 13:22 * comments(0) * -

    スポンサーサイト

    0
      スポンサードリンク * - * 13:22 * - * -

      コメント

      コメントする









      このページの先頭へ